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2009年7月29日 (水)

「脳は出会いで育つ」との出会い

 最近、図書館で偶然に「脳は出会いで育つ『脳科学と教育』入門」(小泉英明著、青灯社刊)という本を見つけた。題名が興味を引いたので借りてきて読んだ。

 読み進めながら、まさにこの本は私にとって出会いだと思った。この本が出版されたのは2005年8月で丁度4年前になる。もっと早くに出会っていたらと残念でならなかった。なぜなら脳科学についての本なのだが脳科学の進歩は目覚しいからこの4年間で新しい知見がたくさん生まれているに違いないからだ。

 私が知る限りでは、脳科学の進歩はf-MRIの発明や光トポグラフィが発明されて脳の働きが猿などを使わなくても人間で調べられるようになったからだ。だから近々20年ぐらいのことだと思う。

 そのf-MRIの発明や光トポグラフィの発明にかかわった人が著者の小泉英明氏である。

 実は、そのことをこの本を読むまでは知らなかったのだ。

 小泉氏は日立製作所のフェローで、独立行政法人科学技術振興機構「脳科学と教育」プログラム研究統括をしておられる。

 こんな凄い人がまだNHKのプロフェショナル番組に出ていないのが不思議なことだ。

 私はひとりの友人と葉書で文通している。昨日紹介したのもその友人からのものだ。

 彼はいつも手書きで葉書の裏表に細かい字でびっしりと書いてくる。一方私は葉書ソフトを使ってタイピングで入力している。

 小泉氏が光トポグラフィで調べたところによると、手書きとタイピングには脳の働きに非常に大きな差が見られるという。

 手書きは脳を活性化させ老化や認知症を防止するのに大変有効であるという。

 友人は毎週3~4枚の葉書を送ってくる。年間150枚ぐらいになる。しかもそういう文通相手を何人も持っているのだ。これは相当脳のためによいに違いない。

 彼は脳梗塞で倒れたが、すぐに入院したこととその後リハビリによって奇跡的に元に戻った。その一助となったのが手書きの手紙を書くこともあるのではと推測している。

 こういう脳の働きを普通の生活の中で見ることを可能にした光トポグラフィを発明したのが小泉氏たちである。

 脳は出会いで育つ

 

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