健康維持には体温を高くすることが大事だという説―①―
私が属するコーラスのピアニストの先生が健康に関心が深く、体温を上げることで免疫システムがよくなりガンなどに罹るのを防ぐことが出来るという話をしていた。
その先生は自宅に遠赤外線の温浴装置を持っておられるぐらいの熱心な体温上昇説の方だ。
そんなことで体温と健康について関心をもつようになった。
最近、新聞に「体温を上げると健康になる」という本の広告が2回掲載された。(著者は、斎藤真嗣、出版社はサンマーク出版である。斎藤氏は米国ニューヨーク在住の医師で日米欧のアンチエイジング専門医・認定医。)
それで試しにその本を買って読むことにした。
その本を読んでしばらくして、図書館に行くと偶然に「体を温めると病気は必ず治る」(著者は石原結実、三笠書房出版。石原氏は血液内科専攻で自然療法を研究)という本を見つけた。
両者の本を読んで比較してみると多くの点で共通点がみられた。そこで共通点を取り上げて紹介することにした。
① 低体温はさまざまな病気を招く。肌荒れ、便秘、歯周病、胃潰瘍、糖尿病、骨粗相症、潰瘍性大腸炎、ガン、メニエール病、間質性肺炎、パーキンソン病、認知症、アトピー、喘息、花粉症・・・。(病例は斎藤氏から引用)
石原氏は、冷え性、むくみ、肥満、膠原病、高脂血症、生理不順、生理通、慢性疲労、肺炎、気管支炎、肝炎、通風、糖尿病、アレルギーなどありとあらゆる病気と言っている。
② 現在、低体温の人が増加している。その原因について斎藤氏は「ストレス」を第一に挙げている。ストレスによって自律神経のバランスが崩れ血液の流れが悪くなり低体温になるし、ホルモンのバランスが崩れることで細胞の回復が遅くなり、細胞自体のエネルギーの低下により低体温になるのだという。
石原氏は、ストレスの他に5つの要因を挙げている。
・筋肉不足(特に下半身)。これについては斎藤氏も体温を上げるには筋肉のトレーニングが大事であると言っているから同じである。
・冷房の悪影響
・入浴法が悪い。(これについても斎藤氏は41度の入浴を勧めている。)
・体を冷やす食べ物。(斎藤氏も食べ物の大事なことを説いている)
・薬の飲みすぎ。
斎藤氏は、「体温が1度下がると、免疫力が30%も低くなる」そうすると、黴菌やウイルスから守れなくなったり、免疫の誤作動によって病気を引き起こすこともあると言う。
さらに、低体温は体内を酸化させ、老化のスピードを促進する。
③ 体温35度cはガンにとって最適な活動(増殖)温度である。石原氏は35度c、斎藤氏は 35度c台と言っている。
逆に体温が1度上がると免疫力は500%~600%つまり5倍から6倍もよくなる。
両氏とも36.5度cは必須であると言い、さらに斎藤氏は37度cを目指せと言う。
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お友達の体調が元に戻りよかったですね。体温についてはこれまで気にもしてきませんでした。最近本を読んだり人から聞いたりして体温に関心を持つようになりました。高齢になると体温が低くなる傾向があるようです。体温に関心を持って下げないようにすることが大事かと思うようになりました。
投稿: らら | 2009年7月23日 (木) 08時37分
昨夜友達が「身体が苦しいの。だるくって食欲もなく意欲が枯れてしまったらしい」と℡、読んだばかりのららさんのブログを読んだばかりなので、「くーらーのかけ過ぎじゃないの、体温が1度下がると30%免疫力が落ちるらしいわ。クーラーを切って、温かくして寝て、お腹が空いたら野菜入りのお粥に卵を入れて熱々のを食べなさい」と言ったが心配で今朝1番に℡を掛けて見ると「有り難う。貴方の言った通りしたら、今日はとても調子が良いの、卵粥も食べたわ」ららさん有り難うございます。こんなにてきめんとは!
私はお客様の時以外はクーラーは掛けませんが、夜、食後に中庭側のガラス戸を開けっ放しでうたた寝します。夜風に当たってからだが冷え切って起きる時があります。直ぐガウンを着て片付けものをしていると体温は元に戻ります。此からは、うたた寝も気を付けたいと思います。
投稿: maron | 2009年7月22日 (水) 10時19分