憧れのイタリア旅行―⑬―
(29)斜塔に上る ※画像をクリックで拡大
荷物を預けるところに行き預けた後、斜塔の入り口の前で10時20分を待った。定刻に切符が切られて上り始めた。大理石の螺旋階段になっていて狭くてかなりきつい。293段あるという階段は磨り減って丸くなっていた。一階上がるごとに小さい窓があった。5階辺りで一度外に出て待つように言われた。上から降りてくる人たちを通すためだった。最上階の下の階には鐘が4つ吊り下げられていた。
さらに一階上り展望台に出た。快晴で眺めは抜群で、ピサの町並みが一望できた。茶色がかった赤い屋根、黄土色の壁の家々が眼下にびっしりと並んでいた。遠くには山並みが望見された。また、下には聖堂と洗礼塔のドームなどが間近にあった。上って本当によかったと思った。
(30)フィレンツェへ
12時43分、バスはピサを出発した。ピサを離れるときにはまだ快晴であったが、バスがフィレンツェに向けて進むに連れて、次第に空が曇り始めて、ピサからフィレンツェまで午前とは打って変わった暗い景色を眺めながら行くことになった。フィレンツェに入る頃にはとうとう小雨が窓を打つようになった。
13時6分頃、丘の上にあるミケランジェロ広場に到着した。広場の真ん中に石を持つダヴィテのレプリカの青銅の像が建っていた。フィレンツェは盆地の中にある。丘からは眼下にアルノ川が流れているのが見え、その向こうに赤瓦で黄土色の家で埋まった街が見られた。遠くには山並みが望まれた。
折角のすばらしい眺めなのに天気が悪いのでよい写真が撮れなくてがっかりした。雨が降り出したので店をたたみだしたところもあった。一軒の店で傘の無い人たちはフィレンツェの絵の入った折りたたみの傘を買った。
(31)中華料理の昼食
13時40分頃に、昼食の場所PEKING(北京)へ行った。トイレは地下に一つずつしかなかった。テーブルとテーブルがくっつくような窮屈なレストランであった。他にもトラピックスのグループが来ていた。東浦から来たご夫婦や松浦さんや他の人と一緒になった。コーンスープ、春雨、チャーハン、マーボ豆腐、空揚げ、青野菜の炒め、豚とピーマンなどの炒めなどがあった。チャーハンとスープと野菜炒めが好評であった。
(32)サンタ・マリア・ノヴェッラ教会、シニョリーア広場など このレストランでガイドの山崎さんと出合った。外に出ると雨が降っていた。傍に店があり傘を売っていたので欲しい人は買うようにと言われた。フィレンツェは歩いてまわらなければならないので雨には困った。 サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は15世紀後半にアルベッティによるもの。大理石で造られ、幾何学的模様が美しい。中にも入った。ドームの高い天井には絵がぎっしりと描かれ、ルネッサンス式の、ステンドグラスではない明り取りの工夫がされている。 向かいの建物の金で12の絵が描かれた扉を見た後、シニョリーア広場に行った。雨を避けられる場所があり、そこから眺めた。ヴェッキオ宮殿の前にある広場で、13世紀~14世紀、中世の政治の中心であった。コジモ一世、ミケランジェロのダヴィテ像のコピーなどたくさんの彫刻が建っていて、野外美術館のようになっている。
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