岡崎市民休養施設・桑谷山荘(くわがい)
桑谷(くわがい)山荘は岡崎市民のための休養施設である。宿泊人員は120名。昼間のみの利用も可能で、この日は、日曜日に加え「あじさい祭り」の期間中であったので、300名もの利用者がいるとのことであった。
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桑谷山荘に近づくと道の両側には「アジサイ」が植えてあって我々を歓迎してくれた。
チェックインは午後四時なので4時過ぎに宿に着いたが、玄関前の駐車場はあまり大きくないので1台分しかスペースがなく、Kさんは第2駐車場に下りて行った。そちらの駐車場は広い。
玄関を入ると、ロビーがあり、土産物を山積みにしたコーナーがあった。アジサイ祭りで地元のグループが手作りの竹製品などを売っていた。
部屋は2階の206号室が男性で、205号室は女性であった。2階と行っても山荘が山の斜面に建てられているので、カウンター横の階段を下に下りて行くのだ。階段の両側はミニ画廊になっていて玉龍書道会の書が展示してあった。見たところ、高齢者が先生の手本を見て書いたという感じで微笑ましかった。
廊下からは窓越しにアジサイを見ることが出来た。部屋からは、三河湾の蒲郡が遠望されたが曇りなので遠くにかすんでいた。窓の下にはアジサイが一面に植えてあり、アジサイ園となっていた。
6畳二間ぐらいの広さの部屋で2.3年前に改装されたというのできれいであった。トイレには最新式のシャワートイレが設備されていた。ただ、建物は築後40年以上になるとかで、屋根の一部が陥没していた。
夕食までには時間があるので、アジサイを見に外に出た。すぐ前に山がありウグイスが盛んに囀っていた。細い道を下りてアジサイ園に出た。建物の下の斜面にはすべてアジサイを植えてあった。アジサイはきちんと世話をされているようで、どれも葉がつやつやとしていて見事な花を咲かせていた。アジサイ園の向こうには山の斜面が続き濃い緑の木々が広がっていて、遠くに三河湾が望まれる。
赤やピンクや青といったアジサイが色とりどりに植えてありその間の小道をゆっくりと歩いて鑑賞した。
一箇所、ササユリが咲いているところがあり、「とらないように」という注意書きの板が立ててあった。
部屋に戻って、風呂に行った。浴室は建物の離れにあり、三河湾が遠望できた。コインが返却される百円ロッカーもあった。ゆっくりと汗を流した。
夕食は18時30分からにしてあり別室の広間を頼んであった。カラオケセットも4100円で借りた。このグループではこれまでカラオケを歌ったことは一度もなく今回が初めてであった。
仲間の一人、Aさんが関東に引越しをするので、期せずして送別会を兼ねることになった。
夕食には、豆乳に鱧の切り身やエノキやレタスや豆腐などを入れて火で煮るもの。刺身、天麩羅、小さな茶碗蒸し、突き出し、煮物など一つ一つの量は少ないが品数は多かったし、味もよかった。特に、黄桃のような感じで中にハンバーグが入ったものはもちもちとして美味であった。
食事が8分どおり進んだ頃からカラオケを始めた。Yさんは昔の歌、Tさんは、演歌やフォークなどを歌った。女性ではHさんがただ一人歌った。私は、シャンソンやMY WAYなどを歌った。
パーティが終わると女性の部屋に集まっておしゃべりをした。女性たちはいろいろな菓子を用意していた。さまざまな話題で時を断つのを忘れ、12時に散会した。一番よくしゃべったのは引越して行くAさんであった。
布団はセルフサービスなので自分たちで敷いた。
翌朝は、5時半頃に目が覚めたので、散歩がてら展望台に行くことにした。諸凹面玄関はまだ閉じていたので出口を探したら、隅っこにドアがあり、1度出たらここからははいれませんと書いてあった。出口専用であった。
ウグイスがあちらこちらで囀っていた。石が敷いてあって滑りやすい坂を行くとコンクリートの道になりほっとした。鬱蒼とした樹に囲まれた林の中の道は誰も歩いてないのでちょっと気味が悪かった。上の方に行くと、道は土に変わった。15分ほどで頂上の展望台に着いたが、濃い霧で展望台はくもっていた。折角の景色も何も見えなかったが、鶯の声だけはきれいに聞こえたので録音をした。 山を下ってまたアジサイ園に行った。昨日とは違う道を歩いた。霧の中にアジサイはきれいに咲いていた。ウグイスもBGMになっていた。
部屋に戻り、朝風呂に出かけ、汗を流した。
朝食は8時から1階ロビー横の食堂で食べた。飲み物はフリーであった。味の干物をあぶりながら食べるのがメインで、赤だし、納豆、ハムサラダ、豆腐、焼き海苔、ひじきや豆の煮物、かまぼこなどいろいろとついていた。ご飯はお代わり自由であった。デザートにヨーグルトが少しついいていた。
納豆は小さなプラ容器に入っていたので、手品に使えるのではないかとひらめき3個もらってきれいに洗った。
ロビーで待っている間に、それを使った手品を披露した。
9時50分に本宿までの送迎バスを頼んでおいたのにバスが来なかった。仕方なくバスが来るまで待った。本宿駅に着くと桑谷山荘に行く人たちが待っていた。
丁度10時21分発の一宮行きの急行に乗れた。Aさん、Tさんと私の3人は名古屋に帰るのだ。
電車の中でコインを釣輪にのせようと試みたが失敗した。東岡崎駅に停車したときに成功した。車掌やおばさんや女学生にそれを見るように言った。10円玉は金山まで落ちることはなかった。
旧交を暖める楽しい旅行は終わった。
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