遅きに失した民主党小沢代表辞任
小沢民主党代表がやっと辞任を表明した。どう考えても遅過ぎた感を否めない。拙速に16日に次の代表を決めるというが、いくら国会が会期中とは言ってももう少し時間をかけて選ぶべきであろう。それもこれも代表の座に未練を残した小沢氏のふ甲斐なさのもたらしたものだ。
次の総選挙でひょっとして民主党が政権を取れるかも知れないところに来て、総理大臣の椅子がちらついていたと思うのだが、詰まるところ小沢氏は自業自得である。いくら身の潔白を言い立てても彼の金の集め方には国民は納得しない。
国民の目は次の民主党代表に誰がなるかに集まっている。立候補を表明したのは、岡田副代表と鳩山幹事長しかいないからこのどちらかということになる。
マスコミによると、鳩山幹事長が優位にあるらしい。もし、鳩山氏になれば、鳩山一郎元首相の孫である。吉田元首相の孫の麻生首相と祖父の怨念をかけた争いということになる。皮肉と言えば皮肉だが、これも世襲のなせる悪である。
鳩山幹事長は莫大な資産を持つ(サブプライムで60億円ほど含み損が出たと自分で言っていた)大富豪である。麻生氏も大富豪だ。
鳩山氏が代表になりもし民主党が勝てば、大富豪首相がつづくことになる。
それに鳩山氏は小沢氏と二人三脚になる可能性がある。ロシアのプーチンとミノジェーエフの関係によう似ている。
岡田氏はまじめだと言われるが、笑わん殿下というあだ名があるらしく、笑ったのを見たことがない。
世襲議員ではないので世襲反対を唱えているが、その他の施策は聞こえてこない。
以前に代表を務めたとき選挙に大敗したというのもマイナスイメージだ。でも、 鳩山氏よりはましと言ったところか。
新聞に誰かが民主党には人材がいないと書いていたが、本当に人材はいないのであろうか?オバマはいないのか?
アメリカの民主党のオバマは、イリノイ州の1議員から突如現れて大統領にまで上った。
今こそチェンジを唱えて新しい星が現れて欲しいものだ。
それが無理なら、せめて総選挙を戦えるしっかりとした国民のためのマニフェストを作製して千載一遇の総選挙を目指して欲しい。
民主党代表にはオバマ以上の気概を持って欲しい。
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