草食系男子が増えている?
先月だったか、NHKの「どうする日本」で「草食系男子」が取り上げられていたように思う。思うというのは、見るともなしに見ていて、そのうちに眠ってしまったからだ。
民間テレビでも草食系男子のことが話題になっていて、何でも、今年成人した男子の47%は草食系だという調査結果があるらしい。
そこで草食系とは何だろうと思って調べてみた。どうやら草食系を扱った書籍があるようだ。
「草食系男子『お嬢マン』が日本を変える」というタイトルの本だ。
最近雑誌ではセックスレスというコトバをやたら目にするようになったが、草食系もセックスへの興味は低いそうだ。そう言えば、付き合っているときは簡単にホテルに行く若者が多いのに、結婚してしまったら、セックスに興味を失ったという例が多いとも聞く。草食化してしまうのか、もともと草食系なのか?
いつの頃からか男が美容院に行くようになって久しい。お陰で理容店が上がったりである。男が美容院に行くのはまだよいとして、化粧に関心を持ち男性用化粧品の種類が増え女性のように化粧に時間を費やす男も多いのだとか。化粧品会社の売り上げには寄与していることになる。
化粧をするくらいだから、ファッションも当然「可愛い志向」でその辺にも女性化?が伺える。
草食系は、女性とのコミュニケーションが嫌なのではないが恋愛にまでは発展しないのだとか。以前アッシー君とかベンリー君などということが言われたが、それも草食系だったのだろうか。女性に対して、自分から誘ったり、話しかけたりするのが苦手だとも言われる。女性から誘われれば断れない人が多いようだ。今は女性優位と言われるが、女性が強くなったのか男性が弱くなったのか。
今の20代の若者は車には興味がない人が多いという。経済不況で車を買うどころではないという事情もあるのかもしれないが、そればかりとも言えない様だ。かつては女性を誘う道具として必需品であった車などに興味がないということもあるようだ。ドライブに行くより、家でゲームでもやっていた方がいいらしい。
貯金をする傾向にあると言われるが、これも経済不況や将来への不安がそうさせていると言えなくもない。おそらくそうしたことが追い討ちをかけているのであろう。従って女性のために金を使うという考えもないそうだ。
まだまだ草食系の特徴があるようだが、驚いたことに、その上を行くのが、「植物系男子」であるという。」ネットでは植物系男子のことが話題になっている。
「男女七歳にして席を同じうすべからず」の時代を経験し、小学校卒業までは完全に男女別学であった我々の世代からみると別の意味で信じがたいことだ。我々の親の世代は「亭主関白」が存在した。いい悪いは別にして男臭さがぷんぷんしていた。
初めて男女共学になった中学一年のときは男女が交流して楽しかったが、2年からはそういうことはなくなった。思春期に入ったからお互いに照れたのかもしれないが、多分戦前の名残が濃く残っていたのだと思う。だから高校時代も女の子と話をする機会は殆どなかった。女の子と話をしようものならすぐにからかわれたものだ。
付き合うのは男ばかりで、好きな女の子のことを話題にするのが精一杯であった。みんな草食系どころか肉食系そのものであったのだが、それを外に表したり、まして実行するものは限られていた。
同じ女性と付き合うのは苦手でも、今の草食系とは全く違う事情であったのだ。
« 喜べない?「もやし」の売れ行き好調 | トップページ | 名古屋ドームでセ・パ交流戦を見た »
「話題」カテゴリの記事
- おかしなメールと詐欺電話(2024.10.10)
- やっと咲いた彼岸花(2024.10.03)
- 小泉氏は何故別格扱いにされるのか(2024.09.08)
- おせち売り出しのニュース(2024.09.06)
- 嫌われているコメンテーター (2024.09.02)
コメント