憧れのイタリア旅行―④―
ミラノでの最初の観光はスフォルチェスコ城だ。シンボルの大きな時計塔の前に噴水のある場所で現地ガイドと出合った。イタリア人ガイドが付き添っていた。それはイタリアでは、ライセンスを持った公式ガイドでないと案内できないのだそうで、日本語の説明をするガイドのために同行しているのだ。このイタリア人ガイドと英語で話したが、何とフランス語、ドイツ語、英語と4ヶ国語が出来るのだそうだ。でも、この城の説明は日本人ガイドが当たった。 この城は、14世紀に建造された。ルネッサンスの代表的な建物。庭には守護神のアンプロージョの像が建っている。城の内庭の壁にはディスコレティ家の家紋がはめられているが、アルファロメオの紋はこれを左右反対にしたものだと言う。中には堀の跡が残っている。堀には大きな丸い石の砲弾が積んであった。入り口の脇に昔の城の形が図示してあり、現在は正方形だが、函館の五稜郭のように星型の城であったことが分かる。左側の建物にはミラノのマークである赤い十字がつけてあった。この城は今は美術館として使われているそうだ。 壁に昔のミラノ市街を表すレンガ色の石にかかれた図があったが、それで見ると城壁に囲まれたほぼ円形の街であったようだ。 裏に出ると遠くに凱旋門のような平和の門が望まれた。ナポレオンに敬意を表して建てられたが完成したのは彼の失脚後であった。その後イタリア独立のために捧げられた独立平和の象徴となっている。その辺りに広がる木立のある公園は英国式のセンピオーネ公園である。黄や青のパンジーに囲まれて白いチューリップが整然と咲いていた。しばし散策したいと思った。
(7)ミラノ・スカラ座 バスに戻り、ミラノ・スカラ座に行った。ガイドの説明では、ミラノは建物は50%以上が鉄筋建築のビルで比較的に新しいものだという。ミラノはイタリアファッションの発祥地でもある。私はファッションを見る目が無いので道行く人々がファショナブルであるかどうかは分からなかった。また、北のミラノもカメオで有名だそうで、美人のカメオが作られているそうだ。9時40分から10時10分まで、免税店セドラでトイレ休憩を兼ねてショッピングタイムがあった。どの商品も高くて、ただ見て回るだけであった。 車窓から、ミラノ中央駅を見た。イタリアの鉄道は遅れたり、知らぬ間に発車したりいい加減だとか。 バスを降りてスカラ座広場まで歩き、スカラ座の外観を眺めた。うっかりすると見落としそうな建物だ。1778年に完成したのだという。イタリアオペラの有名な殿堂であり、かのモーツアルトもここでイタリアオペラを学んだのだ。是非、中に入りオペラを鑑賞したいと思ったことである。その前にミラノ市庁舎が建っていた。バンコイタリアーナは中央銀行か?広場には像が建っていた。
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古いいい城ですね。出たところにナポレオンの門かなんかが遠くにあって、公園もありました。
投稿: らら | 2009年5月31日 (日) 09時54分
スフォルチェスコ城では激しい驟雨に降られゆっくり散策を楽しむことが出来ませんでした。でもとても魅力的なところですね。
投稿: maron | 2009年5月30日 (土) 21時18分