憧れのイタリア旅行―③―
(5)イタリア第二日 ミラノ市内観光へ 今日は、4月1日。早朝から話し声が聞こえる。防音がよくないようだ。4時30分に起床。いつものようにシャワーを浴びて洗髪をした。朝食は6時半からなので有難い。食堂に行くと既に何人か来ていた。ビュッフェスタイルでリンゴ2種類、オレンジ、ヨーグルド、ハム、クロワッサンなど、シリアルもあった。コーヒー沸かし器には、エスプレッソ、カプチーノ、アメリカン、レギュラーと4種類のコーヒーが選べるようになっていた。 添乗員が、「イタリア人は朝食を食べないか、軽く済ませるので、余り出ませんよ。ハムが出ればいい方です。」と言っていたが、ハムが一種類出たのでいい方なのかと思った。パンを2種類、オレンジ、青リンゴ、ヨーグルト、チーズとコーヒーを取ってきた。ヨーグルトは凄く甘かった。チーズはクリーミーでおいしいので追加をした。王林のような青リンゴは意外にも甘くて、日本のリンゴにないよい香りがした。驚いたのはオレンジで、実が赤っぽくて腐りかけたオレンジのような感じであった。でも食べてみるとなんとも無かった。 バスの座席は、添乗員の今村さんが決めてくれるので安心であった。左側前列から4番目の席であった。8時09分に予定通り出発。天気は晴れ。運転手は、ローマまでパウロさんだ。現地ガイドは、最初の参観場所で待っているということで、今村さんが話をしてくれた。「お早うございますはボンジョルノ。有難うはグラッツェ、ここは何処ですかはドベ。」と三つばかりイタリア語を教えてくれた。後で分かったのだが、今村さんは、英語はぺらぺらで、イタリア語も多少分かるようだ。
ミラノはイタリア第二の都市で、経済の中心地である。人口は、100万人(ガイドは160万人と言った)だそうだ。今村さんは、道端に見えるBARと書いた建物を指差しながら、「イタリア人は、BARと書いてバールと言うのですが、そこで軽い朝食を摂る人が多いのです。」と説明した。他の車が近寄ったので、運転手のパウロが「マンマミイア!」と言った。今村さんが、「英語では、OH MY GOD!というようなことで、パウロはよく日本語で『何てこった!』と言いますよ。」と言った。「今、名古屋で劇団四季がマンマミーヤというのをやってますね。」と言った。その後パウロの「何てこった」を時々耳にした。 ミラノにはトラム(市内電車)が走っている。懐かしい感じがした。車の通行量が多い。タクシーは何故か白色で、しかも、カローラぐらいか、ちょっと小さいぐらいだ。プリウスも見かけた。イタリアでは、道端駐車が認められているそうで、どこへ行っても道の両側には車が止めてある。 ローマのガイドの説明で分かったことだが、都市部では、アパートに住むので駐車スペースがなく、道端駐車をするしかないのだそうだ。最近、青い線で区画した有料駐車場所(1時間1E)も作ったという。これだけ車が多くて駐車場がないのでは止めるところを探すのも大変だろうと思った。 ちなみに、日本車はどのくらい走っているのか観察したが、圧倒的にドイツ車が多く、フィアットも少しは見かけた。日本車は少ないようだった。それに自動車はヴィツのような小型車が多く、我が家のRAUMでもイタリアに持って行けば大きい方だと妻と話した。おそらく駐車場事情や車の氾濫のためであろう。それにしても日本で人気がある高級車アルファロメオやランボルギーニフェラーリなどを見かけないのはどうしてだろうと思った。
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