鶴舞公園でバードウオッチング
知人のYさんから鶴舞公園で撮影したというオオルリの写真が送られてきた。エメラルドブルーの大変きれいな鳥である。
Yさんは、野鳥を撮影するアマチュアのエキスパートで、海外にまで出かけるマニアである。送られてきた写真はサイズを小さくしてあるので鮮明ではないがきれいな鳥だ。
鶴舞公園ならウオーキングとして行ける距離なので、30日の朝に出かけた。家から26分で公園に着いた。Yさんは、その辺にカメラを下げた人がいるからその人に鳥が見られる場所を聞けばよいと言っていたが、もう日の出が終わった時刻なのに公園にいるのはホームレスらしい人だけであった。
鳥の声を頼りにぐるっと公園を回ったが、烏と池のあい鴨と雀と鳩しかわからなかった。声はすれども姿は見えずである。
30分ぐらい歩いてからYさんに電話をしたら、何と公園の近くに来ていると言う。それでボート池の辺りで会うことにした。
ボート池に向かっていると、望遠カメラを肩から提げた人が走っていくのが見えた。何か鳥でも発見して急いでいるのかと思ったが、Yさんではなさそうなので追わなかった。
池に着いたがYさんが見当たらないので、ダイヤルをしたらYさんの姿が離れたところに見えた。三脚に特大の望遠カメラを付けたものを担いでいた。
Yさんの案内で第一のスポットに行くと、そこにはすでに一人のカメラマンが来ていた。オオルリを見かけなかったかとYさんが尋ねたら、まだ見ていないと言う。
そこに暫くいたが鳥は来ないので第2のスポットに行った。そこは以前に餌をまいておびき寄せたことがあるという場所であった。そこも駄目なので第3のスポットに移動した。学校の近くで、広場では太極拳をしている人たちがいた。
ウオーキングをする人がたくさん通りかかった。
そこも駄目なので第4のスポットへ行った。烏がたくさんいた。ナンジャモンジャの木があって満開であった。その花をカメラに収めた。
Yさんからカラスの見分け方を教えてもらった。横を向いたときにくちばしの先までなだらかなのが嘴細カラスで頭から段差があるのが嘴太カラスだという。Yさんは遠くからでも簡単に見分けた。
遠くの木の枝のてっぺんにシジュウカラがいるのをYさんが見つけた。すぐにカメラを向けて撮影をした。双眼鏡で覗かせてもらったが双眼鏡を使い慣れていないのでどこにいるのかわからなかった。カメラのファインダーを覗くとチラッと見えた。
次は、また最初のスポットである銅像の台座だけが残っている場所に戻った。
Yさんは、鳥の鳴き声や飛ぶ姿に注意をしているようであった。木の茂みをちょっと動く影が見えるだけで、さっと判断をしていた。
突然目の前を指差して「キビタキだ。」と言った。よく見ると枝のところに小さなのどが黄色い鳥がいた。早業でシャッターを切って写った鳥を見せてくれたと思ったのだが、本当はファインダーを覗くように言ったのだった。しかし、覗いたときには鳥は視界から消えていた。
一秒間に9枚撮影できるという凄いカメラで撮るのである。連続写真が撮れるのだ。キビタキが写っていた。
オオルリを待っていたのだが来なかった。そこには望遠カメラを持った人が3人やってきたがみな「今日はオオルリはいない。」と言っていた。
帰ることにして歩いていたら、鳥の声が聞こえた。と思うとすぐに、Yさんはカメラを木の枝の方に構えてシャッターを押した。連続音が聞こえた。「オオルリだ。」と言った。ファインダーを覗こうとしたら、どこかに行ってしまった。カメラには青いオオルリがとらえられていた。さすがプロ級だと唸った。
その後はキビタキもオオルリも来なかったので、八幡古墳を一回りして帰った。八幡古墳にはキジバトとムクドリが来て餌をついばんでいた。
野鳥カメラマンの行動を初めて目の当たりにしたが、茂みや木の高いところなどに眼を配っり、鳥の鳴き声を聞き分けて、ちょっとした動きにもすぐに対応する姿に感心をした。辛抱強くチャンスを待つことと注意深く観察をすることが大事なことでつくづく私には真似ができないと思った。
カワセミは庄内緑地公園で簡単に見られるという。
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