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2009年4月25日 (土)

社会主義というコトバの魔術にひかかるな

 アメリカでは医療保険に入っていない人が約5000万人もいると言われ、今や大きな社会問題、政治問題となっている。オバマ大統領は就任早々医療制度の改革を打ち出し、その実現に向けて動いている。

 医療制度改革は元々クリントン元大統領がやろうとしてできなかったものである。それを受け継いで大統領選挙で政策の第一に掲げたのがひらりー・クリントンであった。

 オバマ大統領はそれを取り入れざるを得なくなったものと思われる。それに対して医療保険業界を中心に共和党を巻き込んで、大反対の合唱が起きているという。業界の言い分は、医療保険は民間保険会社の自由な競争に任せるべきで、その方が医療費の節約や行き届いた医療を実現できると言っている。

 その反対のために使われている言葉に「社会主義」がある。クリントン元大統領が実現できなかったのも、このコトバの魔術によるところが大きい。あの当時は今と違ってまだ中間層も多くて医療保険を払えない人も今ほどではなく人々の関心も低かったこともある。

 ここに来て、反対派はまた「社会主義」を使い大きな政府に反対をしている。しかし、今度は経済の破綻による貧困層の増大で病気をしても病院に掛かれない人が増大しているし、月に10万円近くかかる医療保険を支払えない人が増えていることもあり、状況は変わってきている。

 日本でも、小泉・竹中による小さな政府を目指す改革をするときに、日本は社会主義化していると批判した。アメリカでも日本でも「社会主義」というコトバはかつてのアカと同じ使われ方をしていることがわかる。社会主義は悪の根源だというわけだ。

 現在、社会主義を標榜する最大の国は中国であるが、現実は医療制度は不備で医者に掛かれない人々も多いと言われる。よい医療を受けられるのは限られた金持ちだけである。その点ではアメリカに似ている。

 そして経済は資本主義化している。

 それなのに社会主義というコトバを用いてアカと同義語として相手を非難するやり方が行われていることに注意しなければならないと思う。

 問題は、医療制度をどうするとよいかとか、失業問題をどうして解決するかとか経済を活性化するにはどうしたら効果的かといった喫緊の課題に対する中身が重要であって、コトバのレッテル張りにごまかされないことが大事である。

 

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コメント

医療保険をどうするかはアメリカでも中国でも緊急に対策をとるべき問題です。多くの大衆によいことをしようとすると、レッテルを貼って対抗するやり方は危険です。

貧富の差が多くなると安定した社会はのどまれません。犯罪の多発、道徳の退廃、などで、住みにくい社会になるでしょう。
医療保険は国が医療制度として行うべきだとおもいます。貧しい人にも掛けられるようにするべきだと思います。 もし伝染病にかかった人が医療を受けられなければ、どんどん広がるかも知れません。 小さな政府の失敗を考えれば、重要な事は政府がやるべきだと思います。
民間の保険業者はあくまでも利潤追求ですので貧しい人々には冷たいとおもいます。
資本主義も矛盾点が多く、アメリカ随従でアメリカ経済のための日本経済のように感じます。国民のための経済を考えてほしいと思います。


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