榊原英資慶応大教授は株を売って国債を買ったというが
新聞のAERAの広告に「榊原英資氏は株を売り払って国債を買った」とセンセーショナルな見出しで出ていたので本屋に行ってbrowseした。
いったい、株を安いときに売ってどのくらい損をしたのかしなかったのか気になるところだが、何も書いてない。
国債を買ったらしいが、それも日本の国債なのか米国債なのか不明である。かつてミスター円と言われた人だから、米国債なのかもしれない。
何故なら、彼は次のように述べているからだ。
「アメリカのドルが安くなるというアナリストが多いが、私は、ドルは安くはならないと断言する。」と。
その理由として、米ドルは腐っても鯛で、第一格付けをするムーディーズやS&Pプアーズなどの会社はアメリカの会社だから自国通貨の評価をAAAから下げる筈がないと言うのだ。
言われてみればそうかもしれないと思う。大体、この格付け会社は、他国の格付けを勝手にやって、それでアメリカの金融関係の会社が儲かるように仕組んでいるとしか思えない。
日本の格付けをジンバブエと同じにしたり、あのサブプライムの格付けをAAAにして世界を騙す手伝いをしたのだ。
これらの格付け会社は相変わらず格付けを行っていて、プロもそれを信じているのか性懲りもなく振りまわされている。情けないことだ。
ミスター円もこれらの格付け会社の影響力を無視できないから、米ドルが100円から110円の辺りを動くと予想しているらしい。
日本の国債はあの麻生首相の15兆円バラマキで更に大量に発行される筈だから、国債の評価が下がることは間違いないと思われる。とすると、榊原教授は日本国債を買う筈がない。おそらく米国債を買ったのであろう。
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コメント
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今回の経済危機で、格付け会社のいい加減さが誰の目にもはっきりしました。彼らの言う事を信じないことが大事だと思います。
もう一つは、自分たちに都合のよいように操作をしていることで、これは許せません。
投稿: らら | 2009年4月16日 (木) 08時53分
格付けはヘッジファンドなどに都合良く付けられている事が多く、AAAだからと安心していると忽ち値が下がり、格付けも変わっていたり、もう既に相場は終わったことを意味しているのじゃないでしょうか。沢山の資金で勝負にかけるヘッジファンドと末端で銀行や証券会社で買っている人々はちがい損をすることが多いのじゃないでしょうか。日本の産業の発展の為にと投資しても、そんなまともな世界ではないような気がします。
投稿: maron | 2009年4月15日 (水) 15時39分