河村名古屋市長への期待が大きいが?
名古屋市長選挙は河村たかし氏の圧勝に終わった。
私は彼の勝因を次のように分析している。一口に言うと、
彼は”ナゴヤのオバマ”であったことだ。
彼は極めて具体的でわかりやすい公約を掲げた。
① 市長の年俸は800万円。
② 市長退職金は0円。
③ 市民税を10%減税。「ナゴヤを日本減税発祥に地にする。」
④ 市長公用車を売却し、軽乗用車にする。
これだけでも世界的経済大不況の影響で喘いでいる市民の心をキャッチするに十分であった。市民にはオバマと同じ”チェンジ”と聞こえたのだ。
それに選挙運動をお得意の自転車に幟で駆け抜けた。私も彼の自転車姿を偶然に目の前にしたことがあるが、名古屋弁を貫く土臭さと共にアッピールしたのだと思う。
以前にも名古屋弁を話す市長がいたが、河村市長の名古屋弁は徹底しているから名古屋市を売り込むのによいかもしれない。
問題は、これからである。市民が固唾を呑んで見守っている公約の実現ができるのかどうか。本当に市民の側に立った市政の改革がやれるのかどうか。
前任の松原氏は全力を注いだと退任の弁で述べたが、それは市民の側に立ったものではなく、企業サイドのものであった。
河村市長の真価がいよいよ問われるときが来たのだ。
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松原前市長でも貸家収入が500万円もあり、後顧の憂いはないはずですが、高額の年収の上に1億6000万円ほどになる退職金です。
その点河村市長が言うことは立派です。但し本物かどうかは終わってみないとわかりません。
期待はしますが。
投稿: らら | 2009年4月30日 (木) 08時56分
河村さんのバイタリティと即刻行動するスピード感は全くオバマのようです。
年俸800万円、退職金0と言うのは家族の支えがあって言えることだと思います。
古紙回収、卸の河村商事を受け継ぎ経営し後顧の憂いなく働かせる奥様と息子さんも立派だと思います。公約は余程の事が無い限り守られるでしょう。
投稿: maron | 2009年4月29日 (水) 20時04分