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2009年4月20日 (月)

オバマ大統領を生んだアメリカの凄さ  ③

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  愛知TVの「ルビコンの決断」で、米国初の黒人大統領になったオバマ氏の”決断”がドラマ仕立てになって放送された。

 アメリカのケニア出身の父を持つオバマ氏は、黒人が大統領になるのは難しいアメリカで見事に大統領になった。

 彼はリンカーン大統領を崇拝し、大統領選挙の第一声もイリノイ州のリンカーン大統領ゆかりの場所で発した。

 彼が尊敬するもう一人の大統領にジョン・F・ケネディがいる。

 この二人に共通することは、リンカーンは奴隷解放をし、ケネディは人種差別の撤廃に力を尽くした点だが、もう一つ、二人とも”暗殺”されたということがある。

 アメリカではこれまでに10人の大統領が暗殺もしくは暗殺未遂に見舞われているのだという。また、これまでに黒人指導者のキング牧師やマルコム・Xなどが暗殺されている。

 オバマ氏が大統領を目指すには、暗殺の危険を絶えず意識していなければならないということがあった。アメリカには今でも極端な人種差別者がいっぱいいて銃を持って狙っているのだ。事実、メディアによると、500人ものオバマ暗殺を狙う者がマークされたり逮捕されたりしたという。

 だからオバマ氏が大統領選に立候補することを妻のミシェルに相談したときは当然反対された。暗殺の対象は本人だけでなく家族をも含むからだ。誰よりも家族を大切にするオバマ氏やミシェル夫人には苦渋の決断であった。オバマ氏はミシェルの判断に任せた。ミシェル夫人は最終的に夫が大統領に立候補することに賛成をした。

 大統領に名乗り出て3ヵ月後にはSPが彼や家族にも付けられた。これは異例のことであった。

 オバマ氏は、ライバルのヒラリー上院議員や共和党のマケイン候補を破って大統領になったのだが、イリノイ州の一議員に過ぎなかった彼が、民主党大会の基調演説者に選ばれ、歴史的な演説を行って国政への足がかりを作った。そして、たった一人の黒人上院議員に選ばれ、その任期の途中で大統領選に打って出たのだ。

 彼には、黒人というハンディの他に、名前にもハンディを持っていた。アフリカ名のオバマは9.21テロの首謀者とされるオサマ・ビン・ラビンのオサマに近い発音であること、そして、ミドルネームにイラク大統領と同じ”フセイン”を持っていることであった。

 しかし、それらのハンディを乗り越えて見事大統領に当選した。

 彼の暗殺をも恐れない決断と僅かな政治キャリアでの大統領選への出馬によってアメリカの歴史に素晴らしいチェンジをもたらした。

 私は、ベトナム戦争、イラク戦争など大義なき戦争を引き起こしたり、世界金融・経済恐慌で世界を混乱に陥れたアメリカには嫌悪感さえ抱くが、一方でオバマ氏を大統領に選んだアメリカに凄さを感じないわけにはいかない。

 翻って日本の政界を見るに、麻生首相は人気がちょっと回復したことではしゃいで、若い女性雑誌の表紙のモデルを3冊も記者会見で見せて、記者たちが誰も知らないことを馬鹿にしたという。なんとも情けない程度の低さだ。まるで10代の少女と同じ感覚ではないか。

 片方で対抗馬の民主党小沢代表は相変わらず居座って折角の国政にチェンジをもたらす機会を潰そうとしている。

 日本にはオバマはいないのか?死をも恐れず決断できるオバマのような政治家がいないことは日本の悲劇であると断言する。

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コメント

本当にそう思います。タレント知事のみがちやほやされてTVに登場しますが、知事ってそんなに暇なの?と言いたくなりますよ。

加藤周一氏は、現代日本には「人間的に大きな方針、行き先を指示できるような人はいない。」と語っているが、政治の世界がまさしくそんな状況で、政治の劣化と言われてもしょうがない。
タレント上がりの知事がちほやされ、毎日のように出てきて政治についてコメントしているようでは情けない。

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