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2009年3月13日 (金)

尻拭いをするアメリカの民主党

 1929年の世界大恐慌の時のアメリカ政権は共和党であった。その自由主義経済政策の下でウオール街はやりたい放題の金儲けをした。ところが、9月のある日突然に何の理由もなく株価が大暴落して、それが世界大恐慌の引き金となった。

 その後、民主党が政権を取ってフランクリン・ルーズベルト大統領がニューディール政策を実施して経済の建て直しを図った。

 今回の100年に一回と言われる金融・経済恐慌も、元はと言えば、レーガン元大統領に始まる共和党の新自由主義経済政策が元である。ウオール街はまたやりたい放題の金儲けを企んで実行し、ブッシュ前大統領はそれを後押ししたのだ。

 その結果はまたもや世界の国々を大混乱に陥れた。中にはアイスランドやウクライナのように破産に追いこまれる国さえ現れた。

 そして、その尻拭いをするのがまたしても民主党であり、旗振り役がオバマ大統領である。

 なんと言う皮肉。アメリカの共和党が世界を混乱させ、その尻拭いを民主党がする。しかも、二回もである。

 自由主義、新自由主義は、経済のことは市場に任せておけで、その為にやりたい放題、金が儲けるためには何でもありであった。特にコンピューターの発達により、金融工学とやらが分けのわからぬ金儲け手段を考えてサブプライム問題に発展した。そして見事な破綻である。

 インターネットにより、世界は一体化してグローバル化したので前回の世界恐慌とは異なってアッという間に世界中を巻き込んでしまった。

 期待されて登場したオバマ大統領と民主党がやろうとしていることは、「社会主義」だとさえ言われているらしい。

 「2月16日付のニューズウィーク誌には “ We Are All Socialists Now(いまや我々はみな社会主義者だ) ” という記事が載っている。「社会主義者」たちの頭領はもちろんオバマ氏であるが、まさに米国は社会主義の対極にあったレーガンの時代から30年を経て社会主義化してしまったといえる。その一方でロシアは資本主義化し、構図はひっくり返っているといった様相である。」(大前研一氏の論文から)

 尻拭いをアメリカの民主党がやるのは勝手だが、その一端を日本も担わされるのだからたまったものではない。

  再び、大前氏の論文から引用しよう。

 「米国が国債を発行しまくって、では米国自体が倒れたらどうするのか。その質問は誰もしない。電車に乗っている人が「今乗っている電車が脱線したらどうするのか」を考えないのと同じ理屈である。将来的にこの借金を誰がどうやって返すのか――その質問もしない。「赤信号みんなで渡れば怖くない」ではないが、非常に危険なところを渡っているという現状なのに、後戻りもできずこのまま進むしかない状態に米国は陥っている。

 麻生首相は喜んで尻尾を振ってワシントンに行ったが、結局はアメリカの国債をかうこととアフガン支援を強化することだという。

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 そういう意味では、米国は社会主義化したというよりも「全体主義化」したという感がある。しかも「東西冷戦」や「テロとの戦い」で全世界を巻き込んだのと同様に、今回のウォール街発の「金融危機」でも「危機」の原因となったサブプライム商品を世界中にばらまく、対策としての米国債を世界中に買うことを要請する、などにおいてやはり世界を道連れにすることは間違いない。麻生首相は先月24日、外国の首相としては初めてオバマ・ホワイトハウスに招かれた、と胸を張るが、何のことはない、「新しい米国の戦い」に貢ぐことを第一番目に要請されたに過ぎなかった。」

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