ブラジルに注目!
2月1日のNHKスペシャル「沸騰都市 ”富豪は空を飛ぶ”」を見た。サンパウロの空には400機以上のヘリコプターが飛び交っているのだという。さぞうるさいだろうと思うのだが、その持ち主は、大富豪だというのだから驚いた。
空を飛ぶ理由は、地上が余りにも渋滞が激しいからだそうだ。なるほど北京や上海やカイロ以上の自動車の混雑振りだ。
10年ほど前に、ブラジル人から「ブラジルでは自動車がよく盗まれる」と聞いたことがあった。その後経済がよくなり、中間層が激増して自動車を持つ人が大きく増加したのと道路整備が追いついていないのが渋滞の原因のようだ。
ブラジルら日本に出稼ぎに来ている人が確か50万人ぐらいいると記憶するが、大統領が今のルーラ大統領になってから、ブラジルの経済は発展したという。
そのルーラ氏も大統領になったはなは外国からけちょんけちょんにけなされたという。ところが見事にBRICSの仲間に入るまでにしたのだ。
G20を主催したルーラ大統領は自信に満ちていたし、2009年の年頭の会合での挨拶も自信に溢れたものであった。国民に内需を拡大することを勧め、政府はその後押しをする。何も恐れることはないと言った。
ブラジルといえば地球の裏側の国で、地の果てというイメージであるが、この国は可能性に満ちた国であることを知ったのは、東京三菱銀行主催の経済セミナーであった。
① ブラジルの鉄鋼資源は現在世界中で使われている鉄鋼の量の500年分もあ る。
② 耕地として未使用の土地がまだ原始林を入れずに40%も残っている。
③ サトウキビや大豆や果物などの農作物が豊富に作られている。
④ 自動車だけでなく、飛行機を作る力も持っており、現に日本航空もブラジルからジェット機を買った。
⑤ 海底石油の開発が進み、産油国の上位に踊りでた。
⑥ 1億8000万人の人口がある。労働力、消費力に期待できる。
BRICSの中でもブラジルは注目すべき国だと思う。
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