日本語ボランティア
今日、愛知国際プラザで「私が日本語ボランティアをするわけ」という発表会があった。20代の若いボランティアが4人話をした。岐阜県可児市の職員、愛知県の中小企業の社員、三重県で小学生を支援している学生、ブラジル人でブラジル人を支援している学生であった。
それぞれの経験を通して日本語ボランティアをする上でぶつかる問題や喜びなどを話した。
日本語ボランティアがどのくらいいるのかは知らないが、名古屋や愛知県下に86箇所、岐阜県に22箇所、三重県に25箇所に日本語教室がある。
名古屋の場合、県の愛知国際プラザや市の名古屋国際センターと女性会館などにはたくさんの教室がある。
私が行っている愛知国際プラザでは毎年ボランティア養成の講座を開いているが、希望者はいつも300人前後もいると聞く。
今日の会合で、ブラジル人のスピーカーが、「日本語のボランティアが教える教室がたくさんあるのは本当にありがたいことです。」と言っていた。その通りだと思う。ブラジルにはそのようなものはないと言っていたが、いったい他の国ではどうなっているのか知りたいものである。
いずれにせよ、日本に来て定住もしくは職に就く外国人が増えているのは間違いない。朝日新聞によると、これまで一番多かった韓国系や朝鮮人民共和国系を中国人台湾人が抜いて一番多くなったそうである。ただ、ブラジル人も多かったが、経済不況による解雇で国に戻る人も出てきたから少し減ったのかも知れないが。
そうした状況の中で、公的機関による対応はお粗末なようだ。児童や生徒に日本語を教える仕組みや企業が働く人に日本語を教える仕組みは殆どできていないと言う。
それで頼りにされるのが、ボランティアによる日本語教室である。私は、これは日本人が誇るべきことだと思っている。
日本人が外国語を習う場合、何十万円という高い金を払って習わなければならない。ボランティアで教えているところなど聞いたことがない。それで英語の場合英語圏から日本に英語を教えて稼ごうという連中が次々に来る。
勿論、外国人に日本語を教える学校もあるにはあるが、高い授業料を払わなければならない。
発展途上国から来た人にはボランティアによる日本語教室はどんなに有難いことだろうかと思う。
ボランティアの日本人は、私が知る限り、大変親切で一生懸命に教えている。人柄のよい人ばかりだと言ってよいと思う。
それでも、外国人の中には、いつの間にかやめたり、教え方に不平を持つ人もいるのは残念である。
草の根の国際交流、国際親善として、ボランティア日本語教室は素晴らしいことだと思うのだが、外務省も文部科学省も一番学習者が多い中国政府も知らん顔である。
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ライハンさんへ
岐阜の日本語教室について、次のところでわかります。
(財)岐阜市国際交流センター
Phone:058-277-1013
Fax:058-272-8839
email:gic@gic.or.jp
もうひとつは、
外国人のための日本語講座
財団法人岐阜市国際交流協会
Pone&Fax:058-263-1748
email:gifucity-iea@nifty.com
HP:http://homepage3.nifty.com/gifucity-iea/index.htm
投稿: らら | 2010年6月12日 (土) 19時55分
ライハンさんへ
blogを見て下さって有難うございます。
岐阜県にも日本語教室がありますが、岐阜市のどこにあるかは、今はわかりません。
明日(12日)にボランティアに行きますので調べます。12日の夜に調べたことを書きます。
投稿: らら | 2010年6月11日 (金) 14時11分
岐阜市内または岐阜大学周辺では日本語ボランテアいらっしゃいますか?教えていただければ助かります。実は5年前ぐらいから岐阜大学で留学していますが現在の日本語のレベルでは不満なので。。。。。。。。。。。。
宜しくお願い致します
投稿: ライハン | 2010年6月11日 (金) 13時34分