2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 芥川賞ポトスライムの舟を読む | トップページ | 潔い中谷巌氏 »

2009年2月13日 (金)

大久保忠利先生と書きなれノート

  私は、児童言語研究会に属し、現職の間は国語指導の勉強を続けて来た。その会の指導者のひとりに、今は亡き国語学者の大久保忠利先生がおられた。

 大久保先生には、ご存命中いろいろと教えていただいたが、先生がよく勧めておられたことの一つに「書きなれノート」というのがある。

 「書きなれノート」というのは、いつも身近にノートを置いて、暇があったら、思いついたら、何でも書くという、謂わば書く実践のノートのことである。

 熱海の温泉旅館で研究会をしたときのことだが、先生と一緒に温泉に入ったことがある。そのとき、

 「○○君、僕はね、いつでもどこでも葉書を書くんだよ。」と言って、書きかけの葉書を見せてくれた。裸でも書くときは書くのだという。

 先生の葉書を貰ったことがあるが、大きな字で書きなぐってあった。それが大変な悪筆でなかなか判読できないのだ。葉書を貰った人はみなが判読に手こずっていた。

 私は、書きなれノートはしなかったが、子供や父母に毎日書いていたのでそれが書くことに慣れることになった。

 今度、blogを始めて、友人などから、「書くことは大変でしょう。」と言われるが、全く苦にはならない。小説は無理だが、エッセイはいくらでも書ける。ただし、内容や表現の巧拙は別のことであるが。

ここまで書いて気がついたが、blogは今様の「書きなれノート」である。不特定な相手を対象としたものではあるが。

« 芥川賞ポトスライムの舟を読む | トップページ | 潔い中谷巌氏 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 blogは簡単に始められますが、どこのblogを選ぶかが大事だと思います。ココログは写真が入れにくいし、すぐに「不正処理をしましたのでリッチテキストにはできません」というメッセージが出てきます。サポートもありません。

 きみがブログを始めたころ、「君もブログをやったらどうか」と勧められたことがありましたね。
 書き始めたら毎日書かなければならないと思うと、果たして書くことが続くだろうかと、種切れを心配しました。
 今は「タイからのおてがみ」として特定の人に送っていますが、最近原発の問題など思うことが多く、月1回では言い切れなくなりました。人に発表しなくても書き留めておくといいなと思います。
 また、教えてください。

雑誌は「国語の授業」ですが、現在226号ぐらいになっていると思います。発行は、〒113-0034 東京都文京区湯島2-14-5 一光社tel:03-3831-9171
 ここに問い合わせると、分かると思います。

大久保先生について教えていただきたく書き込んでいます。
大久保忠利先生の履歴や業績について調べています。
履歴や業績などが記された児言研の雑誌(大久保先生の追悼号)などご存じでしたらご教示願います。

”ブログは手頃なノートで現在の生き様、感情、情景をそのまま書くと意識しなかった自分自身と出合う気がします。”
 本当にその通りだと思います。それにblogのよいところは、カテゴリーと書いた日付で整理をしてくれることです。大変便利な時代になったと思っています。

書きなれノート成る程と思いますが、私は整理が下手でノートや書類など何処へ行ったのか分からなくなってしまいます。 頭に収納していくのも限度があり、物忘れが進んできたらと思うと、やはり書く事が一番だと思います。
ブログは手頃なノートで現在の生き様、感情、情景をそのまま書くと意識しなかった自分自身と出合う気がします。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大久保忠利先生と書きなれノート:

« 芥川賞ポトスライムの舟を読む | トップページ | 潔い中谷巌氏 »