旭山動物園物語
「おくりびと」を見に行ったら、アカデミー賞受賞で券が売り切れ、「マンマミーア」に行ったら、一番前の席しかないという。それでやむなく伏見まで行って「旭山動物園物語」を見ることにした。
ミリオン座へ行くと、次の上映まで2時間ほど待たなければならないという。どうしようか迷ったが結局見ることにした。上映までの時間は持っていた「ワーキングプア」という本を読むことにした。
北海道旭川市にある旭山動物園は展示方法を「形態展示」から「行動展示」に変えて廃園の危機を乗り越えた。今ではツアーにも組み込まれて年間300万人もの見物客が全国から来るまでになった。
その旭山動物園は、繁殖では実績を持っていたが、入園者は減るばかりで、窮余の一策のジェットコースター設置も一時しのぎにしかならず、入園者は減少した。
市当局は、廃園にしようとする。動物園側は園長以下いろいろと工夫をして何とか持ちこたえようと努力をする。
サブタイトルに「これは本当にあった話です」と書いてあるように何度も危機を乗り越えて見事に入園者数を増やした実話なのだ。
私は北海道に行ったが旭山動物園には行っていないので、どんな動物園か興味津々であった。
驚いたのは、アフリカゾウやライオンやトラやキリンを初めゴリラやオランウータンなど熱帯の動物もいることだった。
以前は冬の間は休園にしていたのだがそれにしても熱帯の動物がいるとは。
それらの動物たち画面いっぱいに大写しされる。動物と演者が触れ合う場面はCGなのかどうか、メスゴリラが死ぬ場面も本物らしくできていた。
西田敏行が園長を演じ、津川雅彦がマキノ雅彦という名で監督をし、兄の長門裕之が飼育係を演じている。
園長や飼育係などの苦労はよく描かれていると思ったが、笑いをとるとか涙を誘う場面は殆どなかった。
文部科学省推薦で、子どもたちには見せるといいと思う。
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