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2009年1月24日 (土)

ナイルと太陽と世界遺産の国エジプト- 2

8)エジプトへ-インドのビジネスマンと

 

12時にゲートインしたがバスの中で20分も待たされた。

QR514便は13時にカタール空港をテイクオフした。飛行機に乗ったとき、私の座席は38Kで嫌いな窓側であった。隣の席にはどんな人が座るのか気がかりであった。やっと現れたのは東洋系の男性だった。

彼が座るとお互いに自己紹介をした。彼は名刺をくれた。私は「持っていないのですみません。」と言った。彼は、インド人のビジネスマンで、名前はRAVINDRANATHと言い、「Windmillを売り込んで歩いている。」と言った。これからエジプトの西海岸に行きWINDMILLを設置するのだと言う。風が強くて好適地らしい。ヨーロッパや南米にまで行ったとのこと。まさに空飛ぶビジネスマンである。日本にも来たことがあり、ついでに伊勢神宮にも行ったそうだ。東京は交通機関が発達していて便利だとか、日本は平和を愛するので素晴らしいとか言っていた。平和を愛する尊敬できる国だということは2,3度言った。

私がガンジーの話をし、ガンジーも平和を愛する尊敬する人だと言うと、ガンジーのイラストがあるお札を取り出して見せてくれた。私が、五円玉を取り出して、「五円と御縁」の説明をし、穴が開いた世界でも珍しいコインでラッキーコインだと言って上げたときにガンジーの札をくれた。

私は食事のときにビールを2本飲んだが、彼は酒もタバコも飲まないといい、更にベジタリアンだと言った。肉や魚類は一切口にしないのだという。

 私がクロースアップ手品を見せると喜んでいた。そのうちのゴム輪の手品と簡単なロープからの輪はずしと日本の紐が一本になる手品を教えて輪ゴムと紐を上げた。帰国したら家族に見せると言った。

彼は、ノートPCを取り出すと家族の写真や彼の家やソーラーエネルギーシステムの写真などを見せてくれた。「大きな家ですね。」というと、「いやいや、小さいですよ。」と言ったが日本ならかなりの豪邸だ。 

 

先ほど窓側の席なのでがっかりしたと書いたが、飛行中窓から見える景色は非常に面白いものであった。カタールからはサウジアラビアの砂漠の上を通り、紅海に出て、サハラ砂漠の上に出るのだが、砂漠のさまざまな表情を見ることができたのだ。ある所では何故か黒くて大きな円い円形が次々と現れたし、岩のごつごつした状況が続くところもあった。紅海の付近だったか赤色の砂漠が広がっているところがあった。時々その風景を目で楽しみながらインド人と会話をした。こうしてCairoまでの3時間半は、いろいろと交流して楽しく過ごせた。

9)Cairo到着

 Cairo空港には、1550に到着した。古い建物なので別のところに新しいビルを建造していた。

エジプトの現地ガイドはサウサン(百合)さんといい、背が高い美人のエジプト女性であった。旅行中に知った彼女に関する情報を書くと、彼女の祖先にはトルコ人の血も混じっているそうだ。Cairo国立大学を卒業しているので優秀なのだ。娘と息子が一人ずついて、息子はCairo大学の学生だという。娘は中学生だ。結婚したのは18歳で美人だったのよと自分で言っていた。その頃名古屋に8ヶ月滞在したという。日本語は、TVで自然に覚えたのだそうだが、それにしてはほぼ完璧な日本語を話す。ただ、正規の日本語の指導を受けていないので漢字は殆ど読めないらしい。でも、難しい漢語も話すし、冗談も言えるので凄いと感心した。サウサンさんはエジプトを離れるまで私たちの世話をしてくれるのだ。

 

空港には外貨交換所が並んでおり、大山さんが、「明日、Cairo考古学博物館でミイラ室に入る人は100ポンド必要です。」と言ったので、日本円を交換してくれる所でとりあえず3000円分のエジプトポンドと交換をした。100ポンドは2000円なので、150ポンドになった。

 

空港を出ると、ナイル川のディナークルーズに向かった。驚いたのは、道路が自動車で溢れていることであった。自動車の洪水と言ってよい。ベトナムに行ったときに、モーターバイクの洪水に驚かされたが、それが自動車なので驚きは倍以上である。Cairo市内どこへ行っても大混雑だという。実際、Cairoにいる間それを実感することになった。交差点に信号機はなく、たまにあっても赤か黄のライトが一つ点滅しているだけである。交差点では我勝ちに車が突っ込むので大変である。絶対に譲ろうとはしないのだ。空港からの大通りはメイン道路のようであった。まっすぐに続く道路は自動車の川と思えばよい。道路にレーンが引いてあるようだが、そんなのはお構いナシで時には対向車線を走る車もある。相手をどかせたり警告を発したりするときにはプウプウと警笛をならすのだ。うるさくて耳障りである。夕闇が迫ると道路わきにはオレンジ色のナトリウム灯がつく。どこに行ってもオレンジ色だ。渋滞の中を走ってナイル川に着いたのは、19時すぎであった。

10)ディナークルーズ

ナイル川は想像していたのとは違って、たいした川幅ではなかった。川岸には、2階建ての大きなクルーズ船が停泊していた。入り口にはセキュリティゲートがあり、1階が広いダイニングルームでテーブルと椅子がぎっしりと並んでいる。二階は船上で、そこにはバーのカウンターがありカフェもあった。

 

バイキングスタイルなので食物を取りにいかなければならないが、間が狭いので大変そうだった。ジャンボツアーの席はバンドの隣であった。ガイドが「混んでくると大変なので1930分にスタートしたらすぐに取りに行ってください。」と言った。みんなは19時半近くになると取る為に並んだ。スープコーナー、生野菜コーナー、煮物コーナー、スープコーナー、パン菓子コーナーとあった。JTBHIS,台湾などのツアーグループで満席であった。

 

始まると船はいつの間にか動いていた。KAMさんが「動いているよ。」と言ったので見ると波がたっていて動いているのがわかった。それほど静かに船は進む。川岸や橋には明かりがついてイルミネーションのあるところもあった。

 

ステラという緑色の大瓶入りのビールが7$(850円)もしたので驚いた。「高いよ。日本より高いじゃないか。」と思わず叫んでしまった。生野菜やカットフルーツは絶対食べてはいけないとエジプト旅行経験者の友人たちから言われていたので食べないことにした。食べ物の種類が少なくおいしいと思うものはなかった。

隣の小さなステージでは、5人ほどの男性の楽団がローカルの音楽をやっていた。しばらくすると目玉のベリーダンスショウが始まった。ダンサーは一人でおへそを出して腰をくねらせて踊った。美人だが腹の周りは脂肪がついている感じで、後でサウサンが「あのダンサーはメタボリックだったね。踊りもうまくないし。」と言っていた。イナバウアーのように体をそらせることもなかったし、確かにうまくはなかった。途中から客席を回って踊ったり、客をステージに引っ張り出して踊ったりしていた。KATさんも一緒になって踊っていた。カメラマンがそういう写真を写していて、後で売った。KATさんはダンサーと写った写真を買った。とてもよく写っていた。

圧巻は男性のダンサーが腰にカラフルで大きなスカートのようなものをつけてくるくると回転するのダンスだ。スカートがきれいに開いて見事である。踊りは、20分ほど続いたのだが、その間ダンサーは回りっぱなしである。スカートは、胸や顔や頭の位置に上がったり下がったりし、体からはずして両手や片手で回したりと目まぐるしく動かす。それが実に見事であった。随所で思わず拍手が出た。

 船はフォアシーズンズホテルやハイアットという最高級ホテルが並んでいる辺りまで来て戻っていった。

11)ホテルへ

 渋滞をくぐりぬけてエジプト第一夜のホテルに着いたのは915ごろであった。ZOSER PARTNER というホテルだ。入り口にはセキュリティゲートがあり警官が数人詰めていた。大山さんは、部屋番号、モーニングコール、朝食、出発時刻、荷物出し時刻などを書く用紙を用意して来ていた。

部屋は7階であった。鍵はカードで、磁気の帯が一箇所ついている。ところが差し方を教えてもらわなかったのでいろいろと試しても開かない。通りかかったMIUさんにもやってもらったが開かない。仕方がないのでエレベーターに乗ると、6階からNUさんが乗ってきてやはり部屋が開かないのでみんな困っているという。結局スタッフに来てもらってやっと開いたが、磁気の部分の位置が問題だったのだ。

 

部屋からは、ナイル川とCairoの夜景が眺望できた。ツインベッドが置いてあった。

 

便所に行きたくなったので用便を済ませさて水を流そうとすると、どこを探しても操作レバーが見つからない。フロントに電話をして係に来てもらった。何と操作ボタンはタンクの上にありその上に衛生袋を載せてあったのだ。それで幾ら探しても分からなかったのだ。水を流した後、係の黒人の若者はスプレーを取り出して芳香剤を噴霧した。それが便所だけでなく部屋中に噴霧したのだ。臭くてたまらない。私はもういいと言って帰ってもらおうとしたが、どうしたのか動こうとしない。「チップをほしいのだな?」と気がついて1$渡すと出て行った。しかし、こちらは何も悪くないのに来て貰ってチップとは変な話だ。いささか虫がおさまらなかった。

ところで、便所の衛生袋は女性が使うだけでなく、エジプトでは男性も使うのだ。理由は、便器に紙を流すとすぐ詰まるそうで袋に入れて傍の缶やかごに入れるのだ。

 

まだ他に机の電球が切れていた。フロントを呼ぶのも面倒なので、使わない方のベッドサイドの電球を取り替えて使った。更に洗面器の貯水弁の操作バーが壊れていて抜けてきた。次の朝、枕銭は置かなかった。

よかったのはお湯の温度の調節とベッドと眺めだった。

12)エジプト旅行で最低のホテル

 1120日(火)500に起床した。645に朝食に行った。食堂は他のグループで満員であった。NUさんがいたので一緒のテーブルで食べた。バイキングスタイルだった。食事の終わりの頃コーヒーを取りに行ったらもう終わりだと言う。もう一つの食堂に行くとあると言った。そしてどんどんと片付け始めた。KATさんのようにまだ食べている客がいるのにである。

仕方がないのでそこへ行くと、テーブルは殆ど座っており、開いた席に座ろうとすると「予約席です。」と言われた。立ったまま食べている人も何人かいた。庭にカフェテリアがあるのだかそこも空席はなかった。KATさんも私も仕方なく立ったままコーヒーを飲んだ。何と言う不親切なことだろうと腹が立った。これだけ客がいるのだから早々と閉めるべきではない。昨夜のことといい、エジプトではこのホテルが最低で、グループの人たちも文句を言っていた。

13)ボールペンねだり

 荷物を部屋の外に出すとき、ポーターがいて、私を見るなり、「ボールペンをほしい。」と言った。「どうして?」と聞きかえすと、「日本製だろう?」と言った。「そうだ。だけど使わなければならないから駄目だ。」と言ってもしつこくくれという。「それなら交換をしよう。」と言うと、自分のボールペンを差し出した。まあいいかと思って交換してあげた。「新しいのだろうね。」と念を押すと、そうだと言った。後で気がついたのだがペンのホルダーが折れて無くなっている古いものだった。そのペンはその日の夕方には書けなくなってしまった。

 ロビーでその話をすると、三重から来たNAKさんも、「私もボールペンをくれと言われたのであげた。」と言った。その後行く先々でボールペンを欲しいと言われるのだ。どうやら彼らは日本製のボールペンを品質がいいと思っていて欲しいらしい。それに私のは2色ペンだからなおのこと欲しかったのだろう。

 海外旅行によく出かけるMATさんは、「発展途上国に行くときには、ボールペンとか飴などを持っていくといいのよ。買い物をして負けて欲しいときにこれを上げるからもっと負けてと言うと負けてくれるし、チップの代わりに飴を置いておくと喜ばれることもあるのよ。」と言っていた。なるほどそういう手もあったかと感心した。

 KATさん、KAMさんと会ったら、売店に行くと言ったので付いて行った。KATさんはエジプトの図柄の付いたハットを10$で買った。よく似合った。

つづく

069 074 077 081

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